JR西日本は2026年夏からJR山陽線の山口エリアで省エネ性能や乗り心地を大幅に向上した車両「Kizashi(きざし)」を走らせることにしました。

30日、JR西日本が定例会見で発表しました。

山陽線の山口エリアに導入されるのは新型車両「Kizashi」です。

すでに岡山や広島で運行されている車両と同型で、山口エリア用に黒と金でデザインが施されます。

夜の闇にさし込む朝日をイメージし、「維新の夜明け」を表現したということです。

JR西日本広島支社 飯田稔督支社長
「山口エリアに新たな変革をもたらしていくように、また多くの人々の暮らしや旅によいことが起こっていくようにその兆しとなるように思いを込めまして愛称を決めております」

現在の車両の使用年数が50年近くになるため更新するもので、新型車両の導入は45年ぶりということです。

これまでの車両よりもモーターの出力が大幅に向上していて、ブレーキの抵抗で発電する仕組みで燃費も3割程度を改善しました。

揺れや騒音も抑え、静かで安定した乗り心地にします。

来年の夏以降、順次、現行の80両と入れ替えるということです。