27日、海上自衛隊の潜水艦が統合演習の一環でアメリカ軍岩国基地(山口県岩国市)に入港し、補給訓練を行いました。

アメリカ軍岩国基地に入港したのは、海上自衛隊・呉基地所属の潜水艦「うんりゅう」です。
10月20日から全国で実施されている自衛隊の統合演習の一環で、午前9時半ごろ港湾施設に入りました。母港以外でも資材や機材の補給ができることを確認するための訓練です。

母港の呉以外で補給が可能になると有事の際、敵の攻撃に耐えて潜水艦の機能や能力を維持するための選択肢が広がるとしています。岩国基地を使用すると、母港の呉まで戻らず速やかに補給し、再び現場に展開できるメリットもあるということです。
海上自衛隊呉地方総監部幕僚長 今野泰樹 海将補
「母港以外のところでもできること。それが日米の同盟のもと、地位協定のもとでできるということになれば、民間の港湾を使うことなく実施できるということも、1つの大きなメリットであると考えております」
補給訓練は機密性が高いため公開されませんでしたが、魚雷のような形をしたものなどを積み込んだということです。

統合演習は自衛隊の即応性を向上させるためのもので、10月30日まで行われます。



 
   
   
  









