山口県上関町議会で7日、新しい町長・西哲夫さんが就任してから初の定例議会、一般質問がありました。原発計画に関する質疑で西町長は、岸田総理が検討を指示した次世代型の原発について「今のところ直接の関係はない」との見方を示しました。
上関町議会では、西哲夫さんが町長就任後初となる定例議会の一般質問がありました。岸田総理は8月、町内で建設計画のある原発とは型が異なる次世代型の原発について新増設の検討を指示しました。こうした動きについて問われた西町長は・・・
西哲夫上関町長
「上関町の原発計画が今後どうなるかはまったく不透明です。国の動向は、今後とも注視していく必要はあるかと思いますが、今のところ直接関係はないとみています」
中国電力の芦谷副社長は次世代型に触れて、「現時点で上関の計画を変更する予定はない」としました。そのうえで「国の動向や技術開発のスケジュールを見ながらより安全な設備となるよう、開発を進めたい」と今後の変更に含みを持たせました。
この日の町議会で議員から「次世代型原子炉の上関への導入について中国電力から話があったのか」と問われた西町長は「一切ない」と答えました。

西町長は原発推進を前面に押し出して選挙戦を戦いましたが、「反対派とも垣根を越えて議論し、まちの将来を考えたい」と改めて述べました。