山口県下松市に事業所を置く鉄鋼メーカー・東洋鋼鈑で17日、消防隊員の技術向上を目指し「消防競技大会」が開かれました。
下松事業所で行われた大会には、5人1組の13チームが参加しました。大規模な工場には、自衛の消防隊の設置が義務づけられています。東洋鋼鈑では、グループ会社含めておよそ400人の従業員が消防隊員などを兼務していて、日頃から訓練しています。
競技は、小型ポンプを使って的に向かって正確に放水できるかを競うもので、チームの連携や迅速さなどが審査対象です。
東洋鋼鈑下松事業所 荒瀬真 所長
「いかに早く火災を最小限に食い止めるかというのが大事になってきます。そのなかでわれわれの防護団の自衛消防隊の活動というのが重要です。年に1回こういった競技大会を通じて訓練の成果を発揮したい」
下松事業所では、大会の開催のほかにもさまざまな研修を行うことで、災害を起こさないようにしていきたいとしています。