若い世代にも将来の年金生活について考えてもらおうと年金受給者が窮状を訴える集会が10月24日、山口市で開かれます。17日、主催団体が県庁で会見を開きました。

全日本年金者組合山口県本部 藤永佳久執行委員長
「年金問題はいまや若い人の問題なんですよね。将来年金がどうなることやら分からない」

年金受給者らの集会「年金一揆」は将来、年金を受け取る若い世代にも現状を知ってもらい、ともに考えようというものです。集会では急激に進む物価高に年金の支給額が追いついていないとして、物価上昇を上回る引き上げを訴えることにしています。

組合によるとエアコンの使用をためらい熱中症で体調を崩したり、風呂を控えたりと、受給者の生活はどんどん苦しくなっているということです。非正規労働で将来に不安を抱える人も多く、年金は高齢者だけの問題ではないと指摘しています。

「年金一揆」は10月24日、山口市の小郡地域交流センターで開かれる予定です。