そろそろ衣がえを…と思っている人も多いのではないでしょうか?来シーズンもお気に入りの服を着られるように、衣がえの極意をプロに聞きました。
山口県山口市で創業56年、ムラカミクリーニングの村上裕之社長です。村上さんはクリーニング業法で定められた国家資格「クリーニング師」を持っていて、この道30年以上のベテランです。
木村智美 アナウンサー
「この時期の衣がえは半袖から長袖に衣類を入れ替えればいいだけと思っている人もいると思いますが、それはちょっと違うんです。どのようにすればいいんでしょう?」
村上クリーニング 村上裕之 社長
「必ず“しまい洗い”をしましょう。収納するときは洗ってきれいな状態でしまってください」
「また、洗濯表示をよく確認して洗濯してください。デリケートな衣類の場合は“押し洗い”をお勧めします。ネットに入れるのもポイントです」
【ポイント】
・ネットの大きさに合わせてたたみ、汚れやすい襟や袖口が外側にくるようにネットに入れる。
木村アナウンサー
「Tシャツの黄ばみはどうすればいいのでしょうか?」
村上社長
「これ、実は皮脂が原因なんです。皮脂汚れは油性なので水では落としきれない場合があります。そこで“お湯洗い”をお勧めします。皮脂はお湯の方が落ちやすいんです。洗濯表示に記載があればお湯で洗って大丈夫ということです」
【ポイント】
・押し洗いはおけに汚れが出てくればOK。デリケートな衣類なので2~3分ほどで。
・特に黄ばみなどが気になる場合は中性洗剤に加え、重曹や色柄物OKの酸素系漂白剤を使うのも効果的。
・洗剤と汚れを残さないためにすすぎはとても重要。できれば多めの水で2回はしてほしい。