旅客船の事故を想定し、関係機関が連携して救助態勢などを確認する対応訓練が7日、山口県下関市でありました。

訓練には、下関海上保安署や下関警察署、下関西消防署関釜フェリーの4つの機関からおよそ70人が参加しました。

訓練は関釜フェリー「はまゆう」を使って行われました。火災が発生し、複数の乗客が海に転落した想定です。

海に落ちた乗客は西消防署の水難救助隊員に救助されたあと、待機した消防隊員によって救急搬送されました。

海上保安部の機動救難士は船内の動けない乗客をヘリコプターでつり上げて救助。関係機関が協力して「はまゆう」の消火活動にあたりました。

下関海上保安署 奥村和博 署長
「事故、自然災害もいつどこで発生するかわかりません。それに向けて、日々訓練を重ねて地域の安心・安全を守っていければと」

下関海上保安署では、今後も連携を深めるために訓練を継続していくことにしています。