山口市萩市の山間部で食用に栽培されている「アケビ」がたわわに実り、秋を彩っています。

サツマイモがぶら下がっているようにも見えますが、実はアケビの実です。萩市むつみ地域の大田一久さんの畑です。数日前に色づき始め、6日に収穫が始まりました。外側が割れ、中が見えはじめると収穫のタイミングということです。

アケビはつる性の落葉樹で、秋を彩る果実の一つです。実を広げると中からぷっくりとした白い果実が現れます。スプーンですくうと黒い粒が見えます。これがアケビの種です。

糖度は23度で、ブドウのシャインマスカットより高く、酸味はほとんどありません。甘く、ゼリーのような食感が特徴です。ただし、種がすごく多いため、食べたあとが大変かもしれません。

大きさが普通のアケビの3倍以上のものもあります。「紫水晶」という人工交配でできた品種だそうです。皮が紫色で味は普通のアケビとそれほど変わりません。

アケビは萩市内の「JAファーマーズ」や、道の駅「ハピネスふくえ」で販売しています。