山口県下松市の小学生が7日、昔ながらの道具を使って稲を脱穀する「稲こき」を体験しました。

脱穀に使っているのは、昔ながらの足踏み式の脱穀機です。豊井小学校の5年生9人は学校の中庭にある田で、地域の人たちから米作りを学んでいます。この日は自分たちで育てたもち米の稲を昔ながらの方法で脱穀しました。

脱穀機で稲の穂先からもみを落とした後は、「とうみ」という風の力で穀物を選別する農具でごみを取り除きました。

児童
「昔の人は、機械とか電気を使ったりせずに自分の力で回したり、踏んだりして脱穀をしていたことを学んだ」

別の児童
「地域の方の教えをもらって、上手にできた。おいしくて柔らかいお米がいい」

この日に収穫できたもち米は8キロほどで、11月に地域の人と餅つきをして、学習を締めくくることにしています。