横断歩道4本にならないの?そう簡単にはいかないようです
小林交通総務係長
「渡った先が安全じゃないと、設置は難しいので。横断歩道のある2か所は渡るときに止まったときにも、左右を確認する、安全に確認できるスペースがあるので」
横断歩道はあくまでも「ここを渡って下さい」と誘導するもの。歩行者が、安全に止まれる場所があるかどうかがポイントだそうです。話しを聞いていくにつれ、横断歩道が設けられている、納得の理由が分かりました!
小林交通総務係長
「ここは特に、小学校が付近にありますよね。子どもさんが小学校に登下校する際に安全なルートというのを考慮した上で設置されたものだと思います」

そう、近くには大内小学校があり、この交差点を通学路にしている児童が多くいます。登校風景を見ると、横断歩道を通って小学校に向かっています。歩道には、飛びだしなどを防ぐガードパイプもあります。

この交差点で横断歩道がない所は、子どもの登下校に関係なく、安全な登下校のために位置まで考えて設置されたようです。そして、横断歩道の色が白だけではなく緑色が付けられているのも理由があったんです。
山口市によると、通学路や事故が多い場所など特に注意が必要な場所は、車から目立つようにしているそうです。この交差点も通学路にあたるので、緑色を入れて注意を促しているんだそうです。
私たちが何気なく渡っている横断歩道。その裏には、児童や歩行者の安全を守ろうとする、考え抜かれた工夫がありました。