本州と九州をつなぎ67年が経過しました。老朽化が心配される関門トンネルの現在の管理状況が20日、公開されました。

1日におよそ2万5000台が利用する関門トンネルは、1958年3月の開通から67年が経過し、設備の老朽化が心配されています。2023年度には事故や落下物により年間およそ130回の通行止めも行われました。トンネルを管理するNEXCO西日本では「検討委員会」を設置し、課題や対応策を話し合ってきました。

今回の公開は委員会の中間とりまとめを受けて行われました。トンネル内の換気設備や水抜きをする排水設備などが公開され、NEXCO西日本の職員が設備の仕組みや老朽化の現状を説明しました。

NEXCO西日本 企画調整課 山本悠哉 課長代理
「現時点で今後の管理について決まっているものはございませんが、やはり関門トンネルという非常に重要な大動脈を管理していくことが必要であると思っています」

委員会の答申も踏まえ、今後の維持管理の計画を検討して行く予定です。