地域の人に無料で食事を提供する山口県宇部市の「みんにゃ食堂」が28日、市内のすし店と連携し、特別メニューをふるまいました。
子どもも大人も大喜びだったようです。
「みんにゃ食堂」は、多くの世代が集まって豊かな食事を楽しむことを目的に、宇部市で子どもの支援を行う「かねこキッズクラブ」が月に1回開いています。
2つの会場に分かれ、300食が無料でふるまわれました。
この日は、特別企画。
市内のすし店「明徳」が特製の箱ずしやのり巻き、シチューを提供しました。
明徳は5年前から「かねこキッズクラブ」と連携し、マグロの解体ショーなどさまざまなイベントを行っています。
明徳 別府俊哉 取締役
「純粋に料理していて、こういう笑顔の母数が増えるというか、これが僕らの喜びというか、だいご味だなと改めて思います」
メニューはほかに、深川養鶏の鶏のから揚げや、業務用の食材を扱う「タイヘイ」のエビフライなどもあり、訪れた人たちはおいしそうに口に運んでいました。
訪れた人
「巻きずしがとてもおいしい」
「おいしかった」
「習い事とかでどうしても遅くなっちゃうので、準備する時間が削られてすごくありがたいです」
かねこキッズクラブ 金子淳子 代表
「何より子どもたちの笑顔がとてもいいし、すれ違った子どもたちがすごくおいしかったって言うんです。彼ら彼女らが成長して自立に向かう力とか糧になるんじゃないかと思っています」
金子代表はみんにゃ食堂をきっかけに、困難を抱える家庭の支援につなげていきたいとしています。