山口市の住宅街に再オープンした手作りの帽子店の話題。店の再開を心待ちにしていた人も多いようです。

今年7月にオープンした手作り帽子と雑貨の店、SinRin(しんりん)です。

自宅に併設したおよそ7坪の店内には、20点ほどの帽子が並びます。店の名前は、樹木の「森林」が由来です。

SinRin 福岡知子さん:
「自然に行ってちょっと癒やされるとかが好きだったので、ここに来てみんなが癒やされるような和む空間になってくれたらいいなと思ってつけました」

店内の床張りや壁塗り、レジカウンターなど内装はすべて福岡さんが作りました。

関谷名加アナウンサー:
「帽子はすべてユニセックスなデザインなんですけれども、男性からはハンチングが1番人気で、女性からは今の時期、キャスケットやベレー帽が人気なんだそうです。そしてこちら、キッズ用の帽子もありまして、ユニークなデザインでかわいいですよね」

店内に並ぶ帽子はすべて一点物の手作りです。1万1000円からオーダーメイドも受け付けています。

福岡さん:
「帽子がかぶりたかったんですけど市販のかぶっても似合わないなと思って、じゃぁまぁ物作りしてたのでじゃぁちょっと自分の帽子を作ってみようっていうのが始まりです」

SinRinはもともと山口市の中心商店街に店を構えていました。福岡さんは大阪の服飾専門学校を卒業後山口市にUターンし、2004年に空き店舗対策事業で経営を体験します。翌年、24歳の若さで店をオープンさせました。老若男女問わず幅広い世代に愛される店でしたが、9年前出産を機に閉店。その後はイベント出店をしながら製作を続けていました。

福岡さん:
「(イベントで)待ってるよって言ってくださる方とか、覚えてるって言ってくださる方が結構いらっしゃったので、もう一回やろうと思いました」

以前から雑貨店もやってみたかったという福岡さん。店内には手作りのアクセサリーや布小物のほか、自ら仕入れた食器など50種類以上の雑貨も並び、商店街時代よりもパワーアップしています。


福岡さん:
「隠れ家的な感じなんだけど皆さんがすごく来やすいようなお店作りをしていきたいと思います」