27日に開会する山口県美術展覧会を前に25日、受賞・入選作品が発表されました。



ほぼ全面が白い泡にまみれた、巨大な3枚のガラス。

よく見ると人の顔面が浮かび上がり、何かを絶叫しているようにも感じられます。

最高賞にあたる大賞を受賞した周防大島町の画家、平田詩織さんの「Self‐Portrait25‐1」です。

平田さん自身の顔に絵の具を塗り撮影した1500枚ほどの写真の中から、3枚を選びました。

大賞受賞 平田詩織さん
「今回このような形で大賞をいただいたので、またさらに変化をつけながら制作に取り組んでいけたらと思っています」

県美術展覧会は美術文化の普及を図ろうとさまざまなジャンルの美術作品を募集し、受賞・入選作品を展示するもので、今年で77回目です。

今年は絵画や工芸など296点が出品され、このうち入賞・入選した120点が展示されます。

27日から3月16日まで、県立美術館で開かれます。