エヴァンゲリオンシリーズの監督、庵野秀明さんの出身地・宇部市が「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に4回連続で認定されました。

きのう、一般社団法人アニメツーリズム協会が発表しました。JR宇部新川駅とその周辺は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の劇中やポスターのモデルになっていて、多くのファンが訪れる「聖地」です。

宇部市では2021年から「まちじゅうエヴァンゲリオン」と銘打って、イベントを開催しています。巨大フィギュアの展示や、宇部市内の企業が作った“ロンギヌスの槍”の設置。グルメフェアも実施しています。

「アニメ聖地」との相乗効果も発揮されているようで、“ロンギヌスの槍”が設置されたときわ公園の彫刻の丘には、前年の1.6倍にあたる約9万9千人が訪れています。おととし10月から去年1月までの第3弾では、約13億円の経済効果を生みました。

現在、「まちじゅうエヴァンゲリオン」第4弾で募集した「『エヴァンゲリオン』トリビュート彫刻デザイン案コンテスト」の審査も進められていて、最優秀デザイン案は実際の作品として鋳造され、設置される予定です。

エヴァンゲリオンにあやかった宇部市のまちづくり。4度目となる「アニメ聖地」への認定で、聖地巡礼を楽しむファンをさらに引きつけることができるのでしょうか。