そんな新井さんが手がけた最も新しい場所は…


江戸時代の海産物問屋を改装した「舸子176」です。レストラン、カフェ、茶器を中心としたギャラリー。様々な楽しみ方ができます。

北海道から来た人:
「おしゃれだけど落ち着ける感じです」
萩が地元の男性:
「どうした萩、と。いい意味で思いましたね」

カフェでは台湾茶などを飲むことができます。カフェで近県の人を。ギャラリーでさらに遠くの人を。レストランで全国、果ては世界からの人を。店には、10年先を見据えたはっきりとしたコンセプトがありました。

b.note 小川優子さん:
「ここの場所を目指して、その後、浜崎をまち歩きとして見て、浜崎っていいまちだねって思ってもらえるような、目指す場所になってもらえればなと思ってます」
新井代表:
「今僕たちがやりたいのは、この店に行きたいって。萩に来る人たちの頭の中の考える順番を変えたい」

新井さんには狙いがあります。観光で来た人は1度で満足してしまう。でも店を目当てに来た人はついでに観光もして2度目、3度目につながると、考えます。

新井代表:
「びびっと来たのは・・・あそこの赤いポストの」

最初にここを訪れたとき、印象に残った建物がありました。赤いポストの建物。
次は、いよいよここに手を着けます。

新井代表:
「まちに人が滞在、長い時間滞在するような場所にしたいなと思ってるので。宿だけどちょっとおうちに近いような」

建物を修繕し、新たな場所に生まれ変わらせると人が動き、まちが変わる。

新井代表:
「ついこの間まで誰も歩いていないような通りだったところに、外国人がガラガラガラって荷物持って歩いてきて。そういう、なんかシーンを作ってみたいし、絶対にみんなに見せてやるみたいなのは自分の中で決めてる」