山口高校の軽音楽部が12月22日に行われる全国大会に、初めて出場することが決まりました。
大会に向けた練習に密着しました。

山口高校・軽音楽部で活動するバンド、「趣ムキムキミトコンドリア」。
クセが強めの名前ですがこの6人が「全国高校軽音楽部大会・スニーカーエイジ」に出場します。

軽音楽部にはおよそ60人が所属していて、部員同士でバンドを結成しています。
以前は、ギター部という部活動でしたが、2年前に軽音楽部に改称しました。全国大会への出場はギター部時代も含めて初めてのことです。
8つのエリアで行われた地区大会で上位になった、代表20校が全国に進みます。

山口高校軽音楽部顧問 百合野直教諭
「日々、本当に、環境としてはなかなか自由に練習させてあげられていないので、本当に各自の努力がひとつずつ集まってひとつの形になって良かったかなと思っております」「全ての人に見てもらってそして温かい拍手といろんな賛辞を受けてもらえたらなと思っています」

放課後、全員が集まって練習できるのは週に1回ほど。
それぞれが時間を見つけての個人練習がメインですが、週末にはスタジオを借りて3時間、みっちり練習することもあるそうです。

6人が今回のエントリーで選んだ曲はbacknumberの「水平線」。
作詞を担当したボーカルの清水依与吏さんが、コロナ禍でインターハイなどが中止になった高校生に向けて書いた曲です。

高校生である自分たちが演奏して同世代にこの曲を伝えたい、との思いから選びました。
全国高校軽音楽部大会は12月22日に大阪で行われます。

ボーカル 柳井優葵さん
「リズムに気をつけて、メトロノームを使ったりとかで練習してます。全国大会にまさか行けるとは思ってなかったので、驚きというか、まぁでもすごくうれしいので、全国でもいい結果が残せるように頑張りたいと思います」

全国大会まであと4日。
全員で合わせた時の音の重なりが心地いいものになるよう、リズムに気をつけて練習しています。

ギター・吉野将太さん「(山口高校って)真面目に見られること思うんですけど、学校の方針としては勉強もちゃんとやって、ほかのこともちゃんとやろうみたいな。軽音楽部って意外とほかの部活から馬鹿にされがちなんですけど馬鹿にされながらも、自分たちなりに結果を残してよりよい部活になっていったなと思いますね」


今月25日には軽音楽部総出演でクリスマスライブも開催する予定です。
そこで、全国大会での好成績を報告したいと思っています。