小さな手で一生懸命つきました。山口・防府市の幼稚園で、餅つき大会がありました。

餅つき大会があったのは山口・防府市の多々良幼稚園で、園児約220人が参加しました。お手伝いに、近所の人たちや保護者ら約50人も駆けつけました。
この餅つきは多々良幼稚園の恒例行事。24年で49回目です。
園児たちはまず、せいろで蒸された「もち米」を味見。
いつものお米とは違う食感を味わったあと、いよいよ餅つきの開始です。

園児
「よいしょ!よいしょ!」
小さな手には小さな杵。かけ声は大きく、餅をついていきました。使ったもち米は16升=約24キロにもなります。
ほとんどの園児が、店に並んでいる完成された餅しか知らないようですが、園では、餅をいちから作る楽しさや喜び、大変さを体感してほしいと話します。
多々良幼稚園 石川進治 園長
「お餅の変身する様とか、『モチモチ』とか『ビヨーン』とかそういったものを体験するために、ずっと続けている」
地域ボランティア・岡田幸男さん
「原始的なやり方で、杵つきの方が美味しいというのがあるから。餅つきとか色々な行事に参加しているが、子どもたちが楽しんでくれたら」

餅をつき終えた園児たちは…
園児
「楽しかった」「杵は重かった」
園児
「餅つきはばあばの家でやったことある。杵は重くない。ちょっとだけ重かった」
園児
「楽しかったです。醤油つけて食べたいです」

つきあがった餅は小さな手で丸めていきました。
食育の一環として、どうやって食べるかも園児が自分たちで考えるそうです。