反日??
書こうかどうか迷いましたが、あくまで、私の目と耳に入ってきたものとしてですが、旅行中「反日」に出会うことはありませんでした。たしかに2国間の政治問題のニュースが流れると、罵詈雑言(ハングルがわからなくても理解できるレベル)を並べているおじさんたちがいました。が、ウラ路地の小さな食堂で、おじさんたちは酔っ払ってます。私が初めて韓国に行くとなったとき、議論をふっかけられた時用にと理論武装の準備をして臨みましたが完全に杞憂でした。ビールや「棒状の細いお菓子」(韓国にもよく似たお菓子があります)カレー粉など割高にもかかわらず人気でしたし、いまは解散しているアイドルグループのメンバー5人全員のフルネームを知っていました。なかには源氏物語について尋ねてくる中学生もいました。アニメで覚えたと言って、大変美しい日本語を操る小学生もいました。「あれ?この人たち、日本大好きなんじゃん」と、感じたのを覚えています。なにからなにまで違いに驚く韓国ですが、飛び込んでみれば得るものは多いのかなと思います。
これを執筆中にも「非常戒厳」のニュースが報じられ、刻々と状況が変化しています。また、「建築バブルか?」と映るほど行くたびに新しい建物ができるなど、まちは姿を変えています。こうしたハードや、制度や、人々の考えなどのソフトもめまぐるしく移り変わっています。このめまぐるしさも、私たちにとって魅力と映るかもしれません。今回の記事も数年分の記者個人の経験で記したもので、行ってみると改善されていたり、なくなっていたり、すっかり変わっているかもしれません。外務省や旅行会社、航空会社などの情報を確認し、万全の体制で旅行に臨んでください。
筆者は数年前に「知識なし、計画なし」で初めて韓国の地を踏んで、現在は大型の休みがあるときには、「逃亡先」として韓国に潜伏しています。













