2024年2月、JRの線路から銅製のケーブルが盗まれた事件で、窃盗などの罪に問われている男2人に、山口裁判所は有罪判決を言い渡しました。
判決によりますと、宇部市の会社役員(当時)の男(28)と福岡県の建設作業員の男(22)は2024年2月、ほか3人と共謀してJR山陽本線や宇部線などのレールに取り付けられた銅製のケーブル400本以上を盗みました。また福岡県の建設作業員の男はことし6月、当時51歳の父親の顔を殴るなどして、大けがをさせました。
山口地裁で行われた裁判で、安達拓裁判長は窃盗事件について、「複数人が関与した組織的犯行で、犯行態様は大胆かつ悪質」と指摘。
一方で犯行を認め、反省の態度を示しているとして、宇部市の会社役員(当時)の男に、懲役3年執行猶予5年、福岡県の建設作業員の男に懲役3年執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。