パラアスリートとの交流を通じて子どもたちが障害者との共生を学ぶイベントが22日、下関市の小学校で開かれました。

この取り組みは、パラアスリートを講師に招き、障害とは何かを五感を使って考えてもらおうというものです。下関市の向井小学校の4年生から6年生までおよそ90人が参加し、講演に耳を傾けました。

講師を務めるのは、元・車いすラグビー選手で、現在自転車競技のパラサイクリング選手として活躍する官野一彦さんです。

官野一彦さん
「障害があるからモテないって思ったことない。すごいトレーニングして結果も出しているから、やっぱり頑張っているもん。だから自信もちな」

続いて、子どもたちは、グループに分かれて官野さんとリレーを楽しむためのルール作りに挑戦。「走る前にその場で回る」などの案が上がり、一緒に体を動かして楽しみました。

6年生児童
「諦めるのではなく、どうやったらできるか考えて挑戦してこれからを過ごしていきたいと思いました」
6年生別の児童
「みんなで走ったり、競走したりしたのが楽しかったです」

この取り組みは日本財団パラスポーツサポートセンターが主催していて、今年度は山口県内で14回の開催を予定しているということです。