国内最大級のカルスト台地・秋吉台などを含むMine秋吉台ジオパーク(山口県美祢市)が9日、ユネスコ世界ジオパークに国内推薦されることが決まりました。

美祢市に日本ジオパーク委員会からの電話があり、国内推薦が伝えられました。「ユネスコ世界ジオパーク」は、国際的に価値のある地質遺産や自然文化遺産を保護し、持続可能な開発をなどを目的とした事業です。世界で48か国213か所、国内では10か所が認定されています。

Mine秋吉台ジオパークは、「日本ジオパーク」に2015年に認定。世界ジオパークへの認定に向けて準備を進めていました。2019年、1回目の国内推薦審査では、地域の人への浸透や連携不足などの理由で見送りとなりました。その後、市民を巻き込んだイベントなどで連携を強化し、2度目の挑戦で国内推薦が決まりました。

今後ユネスコに申請し、書類審査や現地審査を経て、早ければ再来年の春ごろユネスコ世界ジオパークに認定される見通しです。