詐欺被害を未然に防いだとして岩国市内のコンビニや金融機関の4人が表彰されました。

岩国警察署で坂本英治署長から表彰状が贈られました。

郵便局員の政木礼衣さんと柏木政行さんは80代の女性の被害を防ぎました。

「200万円を振り込みたい」と窓口に申し出た女性に対して、協力して女性のスマートフォンでSNSを確認しインターネットで調べて詐欺の疑いが高いと、警察に通報しました。

高森郵便局 柏木政行さん
「振り込みの口座番号をこちらから教えてくれと言ったらなかなか教えてもらえなくってラインでのやりとりとやられてたんでちょっと怪しいなって思って
(口座番号を)教えたくないっていう方もいらっしゃいますのでちょっと教えてっていうので」


セブン―イレブン岩国平田店の岩田健吾さんは、電子マネーカードの購入による詐欺を防ぎました。

70代の女性客が購入した電子マネーカードの交換を申し出たためスマートフォンを確認したところ元警察官を名乗る者からの「留置されるおそれがある」などのメッセージがあったということです。

岩田さんは詐欺未然防止で表彰されるのは2度目です。

セブン―イレブン岩国平田店 岩田健吾さん
「(手口が)なかなか巧妙になってきているので、まずは怪しいなと思ったらお声がけするのが大事だなと思っています、(電子マネーカードの交換という)通常はないケースだったので1度お声がけさせて頂きました」

山口銀行岩国支店の原眞佐美さんは50代の女性客の振り込みを未然に防ぎました。

女性が手にしていたメモに外国の国名が書かれていたほか女性が、「外国人の彼氏が・・・」などと言っていたため「国際ロマンス詐欺」を疑い振り込みを思いとどまるように説得しました。

山口銀行岩国支店 原眞佐美さん
「微力ですけれどお客様の大切なお金ですからね、それを守ることができたのはホントによかったと思います」

警察では「最後のとりでとして声をかけてもらい、防ぐことができた」と話していました。