結審…男性が語った「本当に申し訳ありません」

裁判では、被告は事件後も妻との同居を続け、両親や幼い子どもと家族5人で生活していることや、妻が「家族誰一人も欠けたくない」と話していることが明かされています。

証人として証言台に立った男性の父は、「これからも家族みんなと仲良く暮らしたい。相談に乗ったり、家族全員で支え合いたい」と、男性の社会復帰を強く望みました。

初公判の廷内

男性は裁判長からの問いかけに対し、「当時は仕事をする上で、やりたいことをやるには家庭は不必要と思っていた」と答えると、裁判長は「自分が一度選択したことに後悔してはいけない。人生は選択の積み重ね。あなたをここまでフォローすると決めた家族の選択が間違っていると思ってはいけない」と、諭すように話しかけました。

男性は「たくさんの人に迷惑をかけた。本当に申し訳ありません」と話し、裁判は結審しました。