山形の優れた職人の技を紹介する、「令和の匠」のコーナーです。

今回は、夏の夜空を彩る、花火職人の技に密着します。
コロナ禍をへて、新たな挑戦が始まっているようです。

闇夜に弾け降り注ぐ、巨大な花火。
一瞬の煌めきが、人々の心を魅了する。

安藤煙火店・安藤孝二さん:「また頑張らなきゃという思いが募った」

伝統の継承へ。

花火職人の新たな挑戦です。

山形県酒田市にある花火製造業者、安藤煙火店です。

今年は新型コロナで中止となっていた花火大会の再開が増え、工房も大忙しです。

4代目主人の安藤孝二さんです。

花火は、色をつける「星」と、爆発させる「割り子」の主に2つで構成されています。
地上での1ミリのずれが、上空では数メートルのずれにもなる花火。
隙間なく、丁寧に詰めていきます。

新型コロナに、物価高騰。
花火を取り巻く環境は年々、厳しさを増しています。

そんな中、安藤さんの情熱を支えていたもの。
それが、酒田の花火です。

安藤孝二さん:「インパクトのあることを続けていかないと、誰も見向きをしてくれない」

昭和4年に始まった、酒田の花火。
“酒田の花火文化を、後世へと繋いでいきたい”
4年ぶりの開催となる今年、安藤さんら花火師の提案で新たな挑戦をします。

それが…