山形の優れた技術を持つ職人を紹介する「令和の匠」のコーナーです。

今回は白鷹町の水車職人。

世界を驚かせる緻密かつ、大胆な技をご覧いただきます。

世界を虜にする技 水車を手作りする80歳の職人

優雅に回る、水車。
雄大な景色に溶け込む姿は、見る人の目を癒してくれます。

その水車を一つ一つ、手作りする職人が白鷹町にいます。

山口重雄さん:「ここまでアメリカから来てくれるんだから、世の中はおもしろい」

世界を虜にする、水を操る技です。

水車作りの匠、山口重雄さんです。

この日は、水車を回す要となる芯の部分の作成に取り掛かっていました。

山口重雄さん:「これが狂うと水車がうまく回らない」

(Qあれは水車の丸い部分?)「1個1個が同じ重さになるように」

水車は、水輪にかかる水の重さで回転します。
水車の形と重さが均一であることに加え、軸となる八角形の芯がバランスよく回転しないと水車の回転も安定しません。

ここに、匠の技がこめられています。