今年、3年ぶりに開催される鶴岡天神祭。
親しい人同士で集まり祭りを楽しんでもらおうと、今年も特製の弁当が販売されています。

山形県の鶴岡産孟宗筍の炊き込みご飯に、庄内豚のみそ漬け焼き。鶴岡天神祭に合わせて、鶴岡市内4つの店できょうとあす予約販売されている「化け弁」です。

早坂食品
早坂裕子 代表
「(化け弁で)伝統の料理を楽しんでいただけたらと心を込めて作りました」

鶴岡天神祭は学問の神様と言われる菅原道真公を祀る鶴岡天満宮の例祭として毎年5月25日に行われています。
編み笠で顔を隠した人が、見物客に酒などを振る舞いながらパレードする様子から「化けものまつり」と呼ばれ親しまれてきました。

ここ2年は、新型コロナの影響でパレードが中止となっていましたが、少しでも祭りの雰囲気を味わってほしいと、「化け弁」の販売は毎年続けられてきました。
今年は、待ちに待った3年ぶりのパレード復活。
その効果でしょうか、早坂食品にも多くの注文が入ったということで、きょうも朝早くから準備が行われていました。
そして昼時になると、祭り気分を盛り上げようと注文した客が次々と訪れていました。

弁当を買った人
「会社のみんなで食べようかと思いまして。久々の祭りごとでうれしいですし、化け弁を買って、会社の中で祭りの雰囲気を楽しめればなと思います。午後からもこの弁当で精力つけて頑張ろうと思います」

鶴岡天神祭は、あす市内中心部でパレードが行われます。