28日から29日朝にかけ、山形県酒田市でクマの目撃が相次いでいます。
いずれも民家の敷地内をクマが歩いていたもので、警察が注意を呼び掛けています。

警察によりますと、クマが目撃されたのは酒田市楢橋地内の民家で、28日午後6時ごろに住人の70代男性が帰宅し、勝手口から家に入ろうとしたところ、敷地内を歩くクマ1頭を目撃しました。
クマは体長およそ80センチメートルで、成獣とみられています。男性とクマとの距離はおよそ5メートルでしたが、男性はすぐに家に入り、けがはありませんでした。
クマはその後、民家の北側の山に立ち去り、物への被害も確認されていません。
この男性は前の日も民家北側の山でクマを目撃していて、警察では同じ個体だと見ています。

また、29日8時ごろには、酒田市山楯の民家の敷地内でも体長およそ1メートルのクマ1頭が目撃されました。
こちらも人や物への被害は確認されていませんが、警察では現場付近にパトカーを出動させ、警戒を続けるとともに、住民に注意を呼び掛けています。








