「やまがたStep!」きょうは医療的ケア児を考えます。

山形県内にも160人以上いるとされていますが、この春、一人の医療的ケア児の女の子がこども園に入園しました。

家族とともに踏み出した一歩を取材しました。

日常的に医療的ケアが必要「医療的ケア児」

澤ここみちゃん2歳。

好きなことは、音楽と踊り、そして…カメラを少々。

父・澤拓さん「肋骨も少ない。肋骨と背骨が離れている」

ここみちゃんは、生まれつき顎と肋骨に変形があり、自分で呼吸したり、物を飲み込んだりすることが難しいため、気管切開をしています。

たんの吸引など、日常的に医療的ケアが必要な、いわゆる「医療的ケア児」です。

父・澤拓さん「ゴロンとしているときに抱きついてくれた時とか…これだけで幸せ」

そんな、澤家のステップ。

それは、ここみちゃんがこども園に通うこと。

父・澤拓さん「同年代の子たちとたくさん触れ合うことで、刺激を受けて成長してもらえれば」

ここみちゃんが通うのは、「東根市立ひがしね こども園」。

病気や障がいの有無に関わらず子どもたちの良さを伸ばす、インクルーシブ教育を方針に掲げています。

そして、看護師が常駐することで、山形県東根市内で唯一、医療的ケア児の受け入れが可能になりました。

(受け入れ対象とする医療的ケア
①経管栄養 ②導尿 ③インスリン注射 ④喀痰吸引 ⑤酸素療法 
※上記範囲内でも受け入れ不可の場合もあり)

ここみちゃん、いよいよ初登園ですが…