地元の伝統を後世につなぎたい 着目した技法「蟻組」とは
新たに取り入れたのは『蟻組』という加工方法。台形のようなつなぎ目を作り、二つの板をより強く組み合わせることができる指物の技法の一つです。

肝心なのは、二つの板をぴったりとつなぎ合わせること。
そのため・・・
加藤渉さん「この幅が向こう側の大きさと合わないので1ミリ以下だとは思うがその分を向こうの板で広げておさまるように」

わずか1ミリ以下の調整。
およそ30年前まで船箪笥を作っていた父・治さんでも、この蟻組は初めてのこと。親子二人三脚で、伝統的な船箪笥を目指しています。