官公庁では、きょう(3日)が本格的な新年度のスタートです。

山形県庁では、吉村知事が「未来への変化を捉え、持続可能な山形を作ってほしい」と呼びかけました。

新型コロナの感染対策で去年までの3年間は館内放送で行われた知事訓示。

今年は4年ぶりに、副知事など26人の幹部職員を前に対面で行われました。

吉村知事「例えコロナが収束したとしてもコロナ以前の社会とまったく同じ状況に戻ることはない。デジタルやグリーンなど未来につながる変化をしっかりと捉え、国内外の活力を呼び込み、持続可能な山形県を作っていくことが重要」

その上で吉村知事は、「県民視点、対話を重視し、新しいことに積極的にチャレンジして前向きにまい進してほしい」と職員に呼びかけました。

一方、今年も多くの県職員は館内放送で知事の訓示を聞きました。

防災暮らし安全部でも、職員らが県民の防災意識の向上や普段の備えの啓発など、新年度の業務に向けて気持ちを新たにしていました。



県職員「身が引き締まる思い。県民の皆様に向けて、安全安心を提供できるように、業務にまい進していきたい」

県職員「前向きに、新しいことに挑戦しながら頑張っていきたい」

これに先立ち、きょう(3日)は、県土整備部の竹内晃技術統括監など、新設を含む、県の部長級職員に吉村知事から辞令が発令され、新たな体制がスタートしました。

県土整備部・竹内晃技術統括監「身の引き締まる思いです。経験で身に着けた技術力を若い技術職員に伝承していく。人材育成をがんばっていきたい」

なお、知事部局の新年度の異動規模は、昨年度より95人少ない1584人です。

その後今年度初の記者会見に臨んだ吉村知事は。

吉村知事「5類への円滑な移行を図り、本県経済の本格的な回復に向けて県民、事業者、市町村と一体となって取り組んでいきたい」

新型コロナの5類移行が来月に迫る中、観光業について、「官民一体、力を入れて取り組む必要がある」などと話し、「交流人口が増えることで、飲食業や交通業にも好影響が及ぶことを期待したい」と述べました。