山形県鶴岡市の慶応義塾大学先端生命科学研究所の冨田勝所長が、食品産業に貢献したなどとして、安藤百福賞が贈られました。
食創会・小泉純一郎会長「安藤百福賞大賞、冨田勝殿」

安藤百福賞は、世界で初めてインスタントラーメンを作った安藤百福にちなんで名付けられたものです。
日清食品が設立した「安藤スポーツ・食文化振興財団」が食科学の振興に貢献した研究者や企業などに贈っています。
今回、その最高賞の「大賞」に冨田勝所長が選ばれました。
食創会・小泉純一郎会長「参加者の中で一番良くてもさらに誇りにもてる、自慢できるような職業を作らないと「大賞」はない。今年は大賞ですよね?たいしたもんだ」

慶應義塾大学先端生命科学研究所・冨田勝所長「食というものを大変誇りに思っている鶴岡市の研究所がとったことはより一層うれしいこと」
冨田所長が行った栄養やおいしさなどを食科学の領域で計測・解析する研究や数多くのベンチャー企業や食品産業に貢献する人材を育成したことが高く評価されました。
慶應義塾大学先端生命科学研究所・冨田勝所長「面白い環境を作り続ける。閉塞感のない、年功序列的なものもない、学生や若手スタッフが面白くてワクワクするような環境や文化・風土を作ってくる。(研究所の)スローガンが普通は0点というのですが僕らの中では」

今年度で退任する冨田所長。
数多く遺した功績と思いは鶴岡の地に根付いたことでしょう。
