あす(16日)から所得税の確定申告の受け付けが始まります。申告書をつくる会場にはけさ(15日)から多くの人が訪れ、申請する姿が見られました。収入の多様化で注意点もあるようです。
山形県内では現在、酒田市や米沢市などの税務署や特設会場、合わせて8か所に申請書をつくる会場が設けられています。

このうち、山形市の「山形テルサ」では、けさから多くの人が訪れ、スマートフォンを使いながら申請を行っていました。
近年、増加しているのは「イータックス」。
タブレット端末などを使い、インターネット上で自宅や出先から申告できるもので、去年、確定申告をした県内のおよそ19万8000人のうち、65%が活用していたということです。
スマートフォンで源泉徴収票を撮影すると給与の金額が自動入力されるなど、必要な情報が瞬時に入力できることで時間が短縮できるということです。

また、コロナ禍でこんな注意点も。
山形税務署・小泉毅税務広報広聴官「申告の際は(インターネット)フリマからの個人的な収入、そういった副収入の申告漏れにご注意いただきまして、お早めの手続きをお願いしたいと思います」

山形税務署では、コロナ禍などに伴い、フリマアプリや副業で収入を得る人が増えたことで、思わぬ申告漏れがあると指摘しています。

確定申告の期限は所得税や贈与税が来月15日、個人事業者の消費税が来月末までとなっています。
