山形県天童市に住む70代の男性が2240万円をだまし取られる詐欺被害に遭ったことが分かりました。

警察によりますと、去年5月下旬ごろ、山形県天童市の70代の男性のもとに「契約している販売会社が提訴されている」などと書かれたハガキが届きました。

男性が記載された番号に電話すると、消費生活支援センターの「モリカワ」と名乗る男から「裁判を起こされている。相談できる弁護士を紹介する」などと言われたということです。

その後、弁護士の「カネモト」と名乗る男が「財産が差し押さえられるかもしれないので通帳からお金をおろしてください。」などと言い、それを宅配便で送るよう要求してきました。

男性は言われるがまま11月下旬までに複数回にわたりあわせて2240万円を送ったということです。

相手と連絡が取れなくなり不審に思ったことで被害が発覚しました。

警察では「宅配便で現金を送れ」と要求するのは間違いなく詐欺だとしていて、犯人の要求に応じず、家族や警察に相談してほしいとしています。