飲食店を対象にした山形県の新型コロナ対策認証制度について、おととい(1日)から対策が緩和されました。

しかし、飲食店からは先行きに対する不安の声が聞かれました。

山形市のそば店「続おそばに」です。

山形県の新型コロナ対策認証店で、夜は酒も提供しています。

報告・鈴木竜弘「レジ前のパーティション、無くしていいということだったが、まだついている?」
続おそばに・熊谷晃一代表「やはりまだ他の飲食店がどういう状況なのかということを見ながら、様子を見ながらということで、まだふんぎりがつかない」

新型コロナ対策認証制度の基準で緩和されたのは、「レジ前のパーティション設置」や「大皿料理の提供自粛」など。

「お酌」も、自粛の対象から削除されました。

しかし・・・

続おそばに・熊谷晃一代表「大皿料理提供の対応は難しい。(コロナが)落ち着くまでは個別のままで考えている」

客は、対策の緩和をどう見ているのでしょうか?

客(Qお酌の復活は?)「それはそれで一番大事なことなので、これからずっとできるようになればいい」

客(Q飲みニケーションの復活期待は?)「あると思うし、楽しみにしている」

客も対策の緩和は歓迎していて、実際この店では、客足がコロナ前の7割ほどに戻ってきたと言います。一方で、別の問題も出ています。

続おそばに・熊谷晃一代表「原材料価格の上昇。例えば食用油は以前の3倍ぐらいの値段になっている」

新型コロナの対策緩和と厳しさを増す経済事情。

熊谷さんは、この先の見通しについて不安を訴えます。

続おそばに・熊谷晃一代表「皆さんの心の中にコロナというものの恐怖心というのがすごく奥深くまで突き刺さっていると思う。急にさっと無くなることは無いと思う。打てる手を打ちながら、何とか従業員の雇用を守りながらと思う」