山形県鶴岡市黒川地区で500年以上前から伝わるとされる伝統芸能「黒川能(くろかわのう)」が、昨夜(1日)から今朝(2日)にかけて上演されました。
3年ぶりに観客を入れての開催に、訪れた人たちは幽玄の世界に酔いしれました。

「黒川能」は鶴岡市黒川地区の春日神社(かすがじんじゃ)の王祇祭(おうぎさい)に奉納されるものです。
500年以上前から地域の人々の手で受け継がれ、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。

昨夜は午後6時過ぎから上座と下座に分かれ静寂の中、舞が始まりました。
上座でこどもが舞うのは、「大地踏(だいちふみ)」。

大地を踏みしめ、一年の幸福を願います。
今回、観客を入れるのは3年ぶり。観覧する地元の人も目を細めます。
地元の人「久しぶりで感動した。(能を舞う)小さい子がわが子のように今までがんばった成果が見られて良かった。毎年恒例行事なので、無いと少し寂しかったです」







