山形県鶴岡市で起きた土砂災害の対策工事が国の緊急事業に決まり、およそ11億円をかけて土砂の排出や水路の設置が行われることになりました。
1か月前に鶴岡市西目(にしめ)で起きた土砂災害では、2人が死亡、建物17棟が倒壊。
付近住民は避難生活を余儀なくされています。
現場では二次災害防止のため水の浸透を抑えるブルーシートを張り斜面の状況を調べる伸縮計を設置するなどの応急処置が行われています。

山形県・吉村知事「私も心配で伸縮計で動きはあるのかきのう聞いたところ今のところ動きはないとのことだった」
先月20日に現地調査に入った国が検討した結果、きのう、今後の対策工事が国の緊急事業に採択され、すでに行われている緊急対策と合わせ11億円の拠出が決まりました。

県は、今後、山に残る崩れそうな土砂の排出や水を抜く水路の設置などの対策工事を行う予定ですが、具体的な工事内容は現在進めているボーリング調査などの結果を待って決めるとしています。









