整備されていない山の中などのコースを滑るバックカントリースキー。

長野県では雪崩に巻き込まれ死亡する事故が起きました。

山形県内で活動する山岳ガイドに注意点を聞きました。

先月29日、長野県で、バックカントリー中の外国人4人が雪崩に巻き込まれ、2人が死亡しました。

全国的に、バックカントリー中の遭難事案が相次いでいますが、そもそもバックカントリーとは?


山岳ガイドIDEHA代表・石澤孝浩さん「自然の中で誰のシュプール(滑った跡)もついていないパウダーを滑ったり、天気がよければ山のピークの方に行って、そこから滑ったり、そんな魅力がありますね」

山形県内で山岳ガイドとして活動する石沢孝浩さん。

魅力がある一方で、コースの整備がされていない場所などを滑るバックカントリースキー。

雪崩の起きやすい場所には3つの要素があるといいます。

山岳ガイドIDEHA代表・石沢孝浩さん「不安定な積雪状態、地形、そこに人が入ることによって、雪崩のリスクが増える」



そのため、石沢さんは、雪山に入るには正しい知識と、危険性を学ぶ必要があるといいます。

山岳ガイドIDEHA代表・石澤孝浩さん「雪崩や雪庇のリスクなどを勉強して、やはり滑りの技術も必要ですし、ひとりではなく、万が一に備えて最初はガイドの経験がある方と、一緒に行くとか、段階を踏んで、雪山に入るべきだと思います」


ただ、コース外の滑走を禁止にしているスキー場もあります。

自分の身を守るために十分な知識が必要です。