こちら、強烈な寒波が襲った先週25日の山形県庄内町の映像です。
吹雪で視界が悪くなる「ホワイトアウト」が発生しています。


どのような状況で起きやすいのか、また、発生した場合、どんなことに気を付ければ良いのか、JAF山形支部に聞きました。


矢野アナウンサー「きょうは絶好の青空に恵まれているこういう日はないと思うが、ホワイトアウトはどういう時に起きる?」
JAF山形支部・野川智伸さん「ホワイトアウトと無縁のような天気でも、地吹雪が発生すればホワイトアウトは発生します」



積もった雪が強風で巻き上げられて視界が遮られる「ホワイトアウト」。


発生するときはどんな兆候があるのでしょうか。

JAF山形支部・野川智伸さん「まずは風が強い時サラサラとしたした雪が積もった時に起こりやすい」



JAF山形支部の野川さんは、風速5メートル以上、気温が氷点下という気象条件だと、晴れた日であっても風通しが良い場所などではホワイトアウトが発生する恐れがあるといいます。


ホワイトアウトが起こると、視界不良で、車の追突事故や立往生などの危険が高まります。


では、ドライバーはどのようなことに気をつけると良いのでしょうか。

JAF山形支部・野川智伸さん「自分の車の位置をまわりに知らせるためにライトをつけるなどして見えやすくしてもらって、徐々にスピードを落としてゆっくり停車することが大事」



後続車に知らせるための手段として、こんなものも。

JAF山形支部・野川智伸さん「リヤフォグランプというものがある。雨の日、霧の日、雪の日とか視界不良の時につけると、後続車に自分の位置を知らせることが出来る」



リヤフォグランプは、ブレーキランプと同等かそれ以上の明るさがあるため、晴れた日に使用すると、後続車の視界を悪くする恐れがあるため、注意が必要です。


ホワイトアウト発生時、車を停車した後にも注意が必要なことが。

JAF山形支部・野川智伸さん「風下側のドアがあくか定期的に確認しながら避難できるかどうか確認する。マフラーの出口が(雪で)塞がれてしまうと排気ガスが車内に流入してしまって一酸化炭素中毒になる恐れがあるので、(マフラーの)周辺だけでも除雪すると防ぐことができる」


自分と、周囲の安全を守るためにも、冷静な行動が大切になります。