今年一年の無病息災を願います。

山形県米沢市できょう(17日)、伝統の「笹野観音(ささのかんのん)十七堂祭(じゅうしちどうさい)」が行われました。

毎年1月17日に行われる十七堂祭は、健康や五穀豊穣を願う「火渡り」の荒行が目玉として知られています。

境内では大勢の参拝者が見守る中、白装束を身にまとった山伏が斧や剣で厄を払ったあと、杉の葉を積み重ねた護摩壇(ごまだん)に火をつけました。

護摩壇が勢いよく燃え上がると、辺りは煙で真っ白!

そして、火の勢いが収まったあとは、いよいよクライマックス!

護摩壇を崩して、火渡りの始まりです!

山伏に続き、まだ赤く燃える護摩木の上を渡るのは参拝者たち。

一心不乱に歩みを進めていきます。

赤ちゃん抱いたお父さん
「子どもの健康を祈って、卯年なので飛躍の1年にしたい」

火渡りをした参拝者
「年明け早々病気にかかったので、体調を崩さないように元気な1年にしたいとの思いで渡った」

参拝者たちは、今年1年が良い年であるようにと願いを込め、次々と火渡りを行っていました。