山形県内有数の豪雪地にある温泉街では、この週末(8日)から、あるキャンペーンが始まるようです。

しんしんと雪が降る、大蔵村の肘折温泉です。
6日午後3時現在の積雪は、236センチ。平年の1.5倍前後の積雪が続いています。

温泉街では、住民があさから除雪作業に追われていました。
報告・矢野秀樹
「雪の塊が落ちてきました。本当に除雪作業、朝から大変です。ただ、この大雪を生かした温泉街ならではの取り組みがあるんです」

四季の宿松屋・高山茂さん
「雪が降れば降るほど割引になるプランがございます」

その名も『ドカ雪割キャンペーン』。

今回で8回目となる豪雪地ならではの観光誘客策です。
前日の午後3時までの24時間降雪量が30センチ以上を記録した場合、宿泊料から2,000円分の割引を受けることができます。

四季の宿松屋・高山茂さん
「お客さまからも『今年はないのか』と問い合わせがくることもある」
去年、期間中に30センチを超えた日は5回。今シーズンは12月に、全国で最初に積雪が2メートルを超えるなど、記録的な大雪になっています。
四季の宿松屋・高山茂さん
「大雪の時は大変なんですけど、肘折の雪を見に来たいというお客さんがいるので、サービスという感じでこの企画を使いたい」