山形県鶴岡市の土砂崩れで、現場で発見されその後死亡が確認された2人は、DNA鑑定の結果、倒壊した家に住み、行方不明となっていた80代男性と70代女性の夫婦であることが確認されたと鶴岡市が発表しました。


また、きょう(5日)は地質学の専門家が現地に入り、上空からのデータを活用しながら現場の状況を確認し、原因に雪とその溶けた水をあげました。

地質学の専門家・八木浩司氏
「降雪と融水、その浸透に尽きると思います。風化してもろくなった地層に水がしみ込んで崩れた」

山形県鶴岡市は12月の降水量の合計は500.5ミリで過去最高を記録していました。


■なにがあった?土砂崩れの状況
土砂崩れは、12月31日午前1時頃、山形県鶴岡市で発生が確認された。

山の斜面が幅120メートル、高さ20から30メートルにわたって崩れ、民家など約10棟が土砂に巻き込まれた。

崩れた土砂は2万立方メートルにもなるという。

警察や消防、自衛隊などが200人態勢で救助活動を行い、4人を救出したが、男女2人が死亡。2人が軽傷に。

現場では崩れた建物にいた80代男性と70代女性の夫婦の行方が分からなくなっていて、警察がDNA鑑定を行うなどして死亡した男女2人の身元の確認を急いでいた。