犠牲者2人を出した山形県鶴岡市の土砂崩れについて、市と県はきょう(5日)午後に緊急調査を行います。
これは、先月31日、鶴岡市西目(にしめ)で住宅の裏山が崩れ、男女2人が犠牲になったものです。
土砂崩れが起きた現場は、県が2009年に土砂災害警戒区域に指定していた場所でした。
鶴岡市は二次災害を防ぐため、現在、付近の8世帯22人に避難指示を出しています。
県によりますと、おととい(3日)行った現地確認では、崩れた土砂の量は2万立方メートルにも及び、風化も進み、もろくなっていたことが分かったということです。
このため、県と鶴岡市では、きょう(5日)午後、地質学の専門家による緊急調査を行う予定です。
鶴岡市では、調査結果を受け、さらなる調査が必要か、また避難指示が解除できるかなどを検討するとしています。