山形県鶴岡市で2人の犠牲者を出した土砂崩れから、5日になりました。

鶴岡市と山形県はきょう(4日)、原因の究明と避難指示解除の判断材料にするため、あす(5日)、専門家による緊急調査を行うと発表しました。

これは、先月31日、山形県鶴岡市西目(にしめ)で住宅の裏山が崩れ、土砂に巻き込まれた2人の男女が犠牲になったものです。


鶴岡市では、付近の8世帯22人に避難指示を出しています。

先ほど(4日)開かれた対策本部会議では、きのう(3日)の現地確認の結果、崩れた土砂は2万立方メートルにもなり、また、土は風化も進んでいたことが報告されました。


そして、あす(5日)、地質学や地滑りの専門家で、山形大学名誉教授の八木浩司(やぎ・ひろし)さんに依頼し、市と県が合同で緊急調査を行うことが発表されました。

市では、あす(5日)、調査結果の説明は受けるとしていますが、さらなる調査が必要か、また避難指示解除の時期などは、慎重に検討したいとしています。

鶴岡市・皆川治市長
「二次災害をの防止することが最も重要な点だと思っている。専門家にしっかり見てもらう必要があると理解しているので、中々楽観視できない」


一方、犠牲になった2人ついて、警察ではすでにDNA鑑定に入っていて、身元の特定を急ぐ方針です。