報告:棚橋祐太

大規模な土砂災害があった山形県鶴岡市西目の現場です。

先ほどから雨が少し弱くなってきたんですけれども、強い雨が降ったり止んだりしています。昨夜から雨が降ったり止んだりといった不安定な天候が続いています。あちらの斜面は雨の水を吸って湿った茶色に変わってきています。

時折部分的に崖が崩れる様子も見て取れました。
そして右奥の方、あちらは元々住宅があった場所です。そして高齢の夫婦2人が取り残されているとみられる場所になっています。

現在警察や消防などによって手作業と重機の両方を使って作業が行われていますが、2人の発見には至っていません。

近所の人
「12月のこの暮れの暮れでまさかこんな事件がの事故が起こるとは思ってませんでした。早く無事に見つかることをお祈りしております。」

がけ崩れが起きた山は、斜面が幅およそ100m、高さ20mから30mにわたり崩れました。
鶴岡市はこの後も雨か雪が続く予報となっています。
夫婦の行方がわからなくなってからおよそ35時間、一刻も早い救助が待たれます。


市や消防によりますと、夫婦がいるとみられる建物は1階部分が土砂に埋まっていて、夫婦は普段1階で寝ていたということです。

現場では二次災害の恐れもあり、天候次第で中断をはさみつつ活動を続けていて、思うように作業が進んでいない状況です。