12月25日までに確認された山形県の今年1年(2022年)の新型コロナウイルスの新規感染者数は、19万1562人。1日の感染者数が、3ケタ4ケタという数字に慣れてしまっていますが、実は、2021年1年間での感染者数は3220人、2020年は387人と、今年は、感染が拡大しているのが改めて分かります。コロナ禍3年目、2022年はどんな1年だったのか振り返ります。

2022年11月30日の会見

11月30日の会見で山形県の吉村知事は「本県でもいわゆる第8波に入っているととらえている」と話しました。

第8波の最中にある県内。

今年は感染者数が大きく増えた1年でした。これは11月までの感染者数の推移。

1月に感染の第6波となりましたが、7月以降、感染者が爆発的に増え、第7波、第8波と位置づけられました。感染拡大の要因の一つが、変異株「オミクロン株」。

県内で初めて確認されたのは、去年の12月31日でした。

そして。

吉村知事「政府に対して本県へのまん延防止等重点措置の適用を要請した」

1月末から2月上旬にかけて出された「まん延防止等重点措置」。

県内では山形市や庄内全域など、9つの市と町に、不要不急の外出の自粛や飲食店の時短営業などが求められました。

その後、県独自の対策、「リバウンド防止特別対策期間」や「クラスター抑制重点対策」が出されています。

6月には、オミクロン株の変異株、「BA.5」が県内で初確認。

8月20日には、当時の過去最多、1999人の感染者が。

1か月で4万人を超える感染者数となりました。

当時の医療の提供体制について専門家は。

2022年8月の取材

山形大学医学部附属病院・森兼啓太教授
「全体として医療の提供体制はかなりひっ迫していると言っていい」

感染者の増加による保健所や医療機関の負担を減らそうと、全数把握が見直されたのは9月。

また、この月にはオミクロン株に対応したワクチンの集団接種も始まりました。

こうした中・・・。

旅行客(宮城・愛知・東京から)
「旅行支援割、使いました」
旅行客(東京から)
「"旅割"のキャンペーンが始まってめっちゃありがたいですね」

10月には、経済を立て直す"起爆剤"、全国旅行支援が始まり、県内の観光地には観光客の姿が。

これは来年3月末まで延長されていて、今後も期待できそうです。

様々な動きがあった1年。専門家は、どう振り返るのでしょうか?