山形県内の気になる話題を深く掘り下げます「ユウキノフカボリ」今回のテーマこちらです。

―花園直前、がんばれ高校ラグビー
いよいよですね。
楽しみにしてる方も多いんじゃないでしょうか。
今回、花園に臨む山形県の代表は山形県立山形南高校。
5年ぶり3回目の花園出場ということになります。
まずはこちらのVTRどうぞ。

県大会の決勝。花園常連校の山形中央を相手に、堂々のラグビーを見せたのは、山形南!

パワーで前に出るフォワード、スピードと強さを持つバックスがかみ合い、
23対15で勝って、5年ぶり3回目の花園出場を決めました。


今年の山形南の強さの秘密は、ずばり3年生が9人も残ったこと。
大学受験を目前にしながらも花園に向けて練習に励んでいます。

山形南ラグビー部・佐藤俊吾 選手
「(ここまで)部活をする人は全国でも少ないと思う。
そういう貴重な経験をすることは何事にも代えがたいと思うので今を全力でやらないともったいない。
(花園では)1トライでもとる気持ちでがんばりたい」

花園も目前なんですが、当然大学受験も目前ですし、気になりますよね。どうやって両立してるんだ。
大学そして受験ですね、花園W直前。ラグビー部員の1日ということで、とある3年生のスケジュールを聞いてきました。

6時に起きて、その後は午後4時まで学校です。そしてその後1時間大学受験のための講習があるそうです。
そして部活動が午後5時から7時までの2時間で、その後塾に行って帰宅するのは10時半。
その後も自学をした上で寝るのは12時ということなんですが、ポイントは6時間ちゃんと寝ることだそうです。
こうやって文武両道をしているわけなんですよね。
さあ、頑張って花園に臨もうとしている山形南を応援しようと、実は山形南の監督の呼びかけに応える形で、これまで山形県のラグビー界にはなかった練習が実現しました。


こちらはスクラムの練習。山形南の練習なのですが、よくみると、山形中央の選手たちがいます。

実は高校ラグビーは全国的に部員不足。山形南も紅白戦ができない部員数です。
そこで、県代表の山形南を応援しようと、

決勝で戦った山形中央と、両チームのOBが集まりました。
花園を前にライバルチームが練習相手を務めるのは、初めてのことです。

山形中央ラグビー部・菊地颯太 主将
「山形南のためにディフェンスをつけてプレッシャーがある中で
いい練習ができればという気持ちがあった山形県代表としてしっかり応援したい」

山形南ラグビー部・小関一輝 主将
「試合形式の練習や自分たちだけではできない練習ができた
いつもの練習とは違う課題が見えてきてとてもありがたく感じる」
山形南、1回戦の相手は東北勢!岩手の黒沢尻北です!
フォワードのパワーもバックスの展開力もある相手です。
山形南は初の花園1回戦突破をかけて挑みます!

山形南ラグビー部・小関一輝 主将
「山形南の代表として県の代表としても出るのはプレッシャーもあるが、全国の強い選手たちと試合できるのが楽しみ わくわくする」

さあ、皆さんもう既に応援したいモードになってますよね。
そこで、ラグビーのルールを簡単に私の方からご説明しましょう。

ラグビーというのは当然ボールを使っていますが、ボールは前に投げることはできません。
ただし、横と後ろOKだからこうやってボールを回していくんですね。
ただし前進するにはボールを持った人が前に進んでいくしかないんです。
そして止めるにはタックルするしかないということで、こういったプレーが生まれるんですね。

反則も当然あるんですが、軽い反則の場合は主にスクラムから再開されます。
スクラムからプレー再開してまたこうやってボールを回していくんですね。そうやって前進していくのがプレーになるわけです。
重い反則の場合は主にキックからの再開です。
グラウンドの外にボールが出た場合はこのラインアウトというプレーから再開されます。サッカーでいえばスローインのようなプレーですね。
そこからこうやってまたボールを回していくということになる。

そして得点の方法です。何と言っても相手のゴールライン、そしてグラウンドの裏にトライするのが5点。
その後のキックが2点です。
さらに、ペナルティゴール、ドロップゴールというのが3点なんですけれど、この3通りの得点方法があるということになります。
駆け足になりましたが、このように説明すると、なんとなくラグビーのルールわかってきたでしょ。
ぜひ皆さん、ラグビーを応援していただきたいということで見てください。

全国高校ラグビー大会の1回戦山形南が登場するのは黒沢尻北との対戦ですね。
12月28日に花園ラグビー場11時25分キックオフです。