■「北海道・三陸沖後発地震注意情報」とは
この情報は国が発表するもので、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震の想定震源域やその周辺で、規模の大きな地震(先発地震)が発生した後に、新たな大規模地震(後発地震)が発生する可能性が、平常時と比べて相対的に高まっていることをお知らせするものです。
■発表される条件(発表基準)※画像 気象庁

- 北海道の根室沖から東北地方の三陸沖の巨大地震の想定震源域、および想定震源域に影響を与える外側のエリアで、モーメントマグニチュード(Mw)7.0以上の地震が発生した場合。
※モーメントマグニチュードとは(気象庁)
地震は地下の岩盤がずれて起こるものです。この岩盤のずれの規模(ずれ動いた部分の面積×ずれた量×岩石の硬さ)をもとにして計算したマグニチュードを、モーメントマグニチュード(Mw)と言います。一般に、マグニチュード(M)は地震計で観測される波の振幅から計算されますが、規模の大きな地震になると岩盤のずれの規模を正確に表せません。これに対してモーメントマグニチュードは物理的な意味が明確で、大きな地震に対しても有効です。ただし、その値を求めるには高性能の地震計のデータを使った複雑な計算が必要なため、地震発生直後迅速に計算することや、規模の小さい地震で精度よく計算するのは困難です。







