山形県鶴岡市に住む20代の女性がTikTokで見つけた副業広告からLINEに誘導され、暗号資産の購入などとして電子マネーと現金合わせておよそ300万円をだまし取られる詐欺被害がありました。

警察によりますと今年10月、鶴岡市に住む20代の女性がTikTokで見つけた副業広告「桜の風」を名乗るLINEアカウントとやり取りし、動画にいいねをすると報酬がもらえる副業を始めました。

女性は相手とやりとりをしながらしばらくこの副業を続けたところ、相手から
「暗号資産を購入すればランクが上がり報酬が増える」などと説明されたということです。

そこで女性は暗号資産を購入する名目で5回にわたりおよそ20万円分の電子マネーを送金しました。

その後、女性が貯まった副業の報酬を引き出そうとしたところ、相手から「手続きを間違えて報酬がすべて凍結された」「凍結を解除する費用として、出金と同額のお金を支払う必要がある」などと説明され、指定された口座に3回にわたり現金およそ286万円を振り込みました。

女性は相手からさらに現金を要求されたことから親族に相談して被害に気が付いたということです。

警察はSNS上の「簡単に稼げる」という副業広告に注意するよう呼びかけています。