警察と消防、JRがきょう合同で訓練を行い、踏切に車が進入し列車と衝突したとの想定で対処方法などを確認しました。
緊急停車する列車。車掌が乗客の安全を確認します。
この訓練は迅速な救助や乗客の安全確保、そして早期の運転再開に結びつけることを目的にJRと警察・消防が連携して行ったものです。


訓練は毎年行われていて、今回は列車が時速70キロで走行していたところ、踏切に進入してきた車を見つけ、非常停止を行ったものの衝突したとの想定で行われました。

踏切などの鉄道設備にも被害が出て運転再開まで長い時間が必要だとして、訓練では現地に対策本部を設置して対応をとっていきます。

衝突した車の運転手はけがをして自力で脱出できず、消防がドアを解放して救助を進めます。

列車の中の乗客20人のうちひとりがけがをしたほか、足や目が不自由な人が乗車していることを想定して進められました。

JR寒河江駅 村山勝治駅長「鉄道は地域の生活や経済活動を支える重要なインフラです。万が一の事態でも迅速かつ的確な対応が求められます。本日の訓練を通じて関係機関との連携を深め実際の対応にいかしたい」

県内では今年8月にも鶴岡市内の踏切で列車と軽トラックが衝突する事故が発生していて、参加者は真剣な面持ちで訓練に挑んでいました。







